Diffused Illumination調べもの(6)

CNET Japanマルチタッチスクリーンを格安でゲットする方法という記事があったので読んでみました.
※おそらく,メンバがLEDパネルを作ってみたの記事の人が書かれたものと思われます.

記事中の「影絵でマルチタッチ」というところは,おそらく,
MTmini – How Toあたりを参考にしてるんだろうなーという印象.
実際に作ってみたい人は,上記のリンク先の情報の方が参考になるかと思います.
特に動画はオススメ.

あと,記事中の「Diffuse Illumination」のところで,

>あとはソフトウェアの画像処理でそのポイントを抽出し、複数の点を見つけるだけらしい。

という記述が個人的にちょっと気になりました。。。
#自身が現在苦戦しているところなので,ちょっと琴線に触れました.スミマセン.

ええと,冷静に補足してみると,引用されているFTIR vs DI at

>* blobs are not as clear and sharp, when compared to ftir

という記述もありますし,実際の体験上,FTIRに比べて接触部の輝度値はそこまで大きくならない,かつ
接触部以外(手のひら等)の輝度値も大きくなるので,ソフト側でそれなりに頑張る必要があります.
地味に難しいところだったり.

ただ,全体的には,一般向けの記事ということで読みやすかったと思うので,
Diffused Illumination developerが少しでも増えたらいいなーとか思ってみたりしました.

Diffused Illuminationテスト9

とりあえず,予備のカメラで久々にテスト.

前の実験時よりPCスペックが大幅に上がっているので,
640×480でキャプチャしつつ,画像処理してもサクサク動作します.

ただ,画像処理側でアルゴリズムをもうちょっと頑張らないといけないところがありそう.
#指を動かすとトレーシングペーパーがずれたりするのでしっかり固定しないと(苦笑)
#あと,よーく観てると指以外のblobが出てたりします.地味に難しい。。。

Diffused Illumination調べもの(5)

Diffused Illuminationが一向に進まず,頭が痛い今日この頃.恒例の週報(?)です.

例のごとくNUI Groupのコミュニティをいろいろ探っていますが,
Getting Started With MultiTouchという記事はなかなかまとまってていい感じです.
スレッド番号が1982ってのにも妙に親しみを感じるし。。。

それに,Front DIRear DIを分類して説明している記事はなかなか無いんですよね.
まぁ,どの手法も一長一短ですが,fiducial marker使うなら現状Rear DIだと思います.
#追記で挙げたDSIという手法でもfiducial marker使えるみたいです.

あと,カメラ注文中なので試せませんが,Diffuserやアクリル表面の加工方法で
工夫の余地がありそうなのでいろいろ検討中.

【追記】
DSI – Diffused Surface Illuminationという方法も提案されているみたい.これは初めて聞いたかも.

【追記:2008/06/10】
DSI – Diffused Surface Illuminationの説明をざっと読んだところ,PLEXIGLAS EndLighten
という特殊な素材を使うことで,FTIRの機器構成をほぼそのまま流用して,fiducial marker
使えるようにする方式みたいです.

ただ,どういう原理で図にあるような光の進み方になるのかがさっぱりわかりませんが。。。

あと,サイトにも記述がありますが,カメラ方向にもIR光が出るみたいなので,得られる
blobのコントラストは良くないとのこと.ただ,動画を観た感じだとコントラスト的には
十分な気はするのですが,どうなんでしょうか?