Image Watchの使い方

OpenCV 2.4.5リリースと同じタイミングでMS製のMatの中身をプレビューできるプラグインImage Watchが発表されました.MS製ということで簡単に使ってみました.

以降の説明はVisual Studio 2012を使って説明します(プラグインも2012版のみの配布です).
※注意:Visual Studio Professional以上のエディションでしかプラグインは使えないようです.

■ダウンロード
配布ページからImageWatch.vsixをダウンロードします.

■インストール
ダウンロードしたImageWatch.vsixをダブルクリックすると以下のようなインストール画面が表示されます.ここで「インストール」ボタンを押すとインストール完了です.

■サンプルコード
なんてこともない2値化のサンプルです.このサンプルを用いて使い方の説明を行います.

■実際に使ってみる
例として以下のブレークポイントで止めている場合の例を示します.

デバッグ状態を見るためにはVS2012のメニューから【表示】―【その他のウィンドウ】―【Image Watch】を選択しておきましょう.そしてデバッグ実行するとローカル変数のMatのプレビューを見ることができます.

ウィンドウ右側にプレビュー画像が表示されていますが,マウスのホイール操作で拡大縮小も可能です.また,以前紹介したNativeViewerに比べてローカル変数が一覧でプレビューできたり,アルファチャンネルにサポートしているのはメリットだと思います.

■アンインストール
「拡張機能と更新プログラム」画面から「Image Watch」を選択して,「アンインストール」ボタンを押すことでプラグインをアンインストールすることができます.

■おわりに
より詳細な情報を知りたい場合はImage Watch公式ヘルプを読むと良いでしょう.また,OpenCVのサイトにもチュートリアルページがあるため参考になります.ツールをうまく活用してより良いデバッグライフを!